カラーコーディネートの代表的なテクニック
ファッションコーディネート、着こなしにおける「色~カラーコーディネート」がとても重要な要素である事は、既に十分ご理解頂けたかと思いますが、反面、非常に奥が深い世界ですので、どのようにして扱えばよいのか掴みにくいものでもあります。
そこで、このページでは、「カラーコーディネートのテクニック」と題しまして、ファッションの着こなしにおける代表的なカラーコーディネートのテクニックをいくつかご紹介します。
統一感のある配色
同一系統色によるグラデーション
同じ系統の色による、明暗などの差によるグラデーションテクニック。
カラーコーディネートの中でも最も分かりやすいものです。この場合、どちらかと言えば、トップスよりもパンツ側のほうをやや明るめにしたほうがコーディネートがやりやすいものです。
また、難易度が低い分、着こなしが単調になりがちなので、アイテムのテイストや素材、加工などによってアクセントをつけると良いでしょう。
※ジーンズなどカジュアルなアイテムの上にドレッシーなウールのテーラードジャケットを合わせるなどの方法があります。
トーンの近い色でまとめるコーディネート
こちらは色の系統は異なるもの同士を、近いトーンでまとめる手法です。
この場合、まずご自身の好み(淡い色が好き、濃い色が好き)や相性、各色同士の組合せに注意をする必要があります。
同じ系統の色によるコーディネートよりは難易度の高い組合せですが、自分のテーマカラーや好みの色の組合せなどが決まれば、取り入れる事がやりやすくなります。
対照的な色によるコーディネート
補色の関係にある色によるコーディネート
まずは上の画像をご覧ください。
赤、青、黄といった区別しやすい「色あい」の事を専門用語で「色相」と言います。
これらは図のように一周回ってひとつの輪を描くグラデーションなのですが、この輪を「色相環」と言います。
色相環には様々なものがありますが、ファッションで業界では財団法人日本色彩研究PCCS(PracticalColorCo-ordinateSystem、日本名は日本色研配色体系)が「配色用色相環」として使われます。
この色相環において、中心から対角線上の関係にある色(例:青~オレンジ、黄色)がお互いに「補色の関係にある」と言います。