メンズファッション用語集一覧ページ「ら行」-1
ライダース ジャケット
元は第二次大戦の戦闘機パイロットや戦車兵が着ていたショート丈のレザージャケット。50年代アメリカでバイカーが着用するようになり、「オートバイ用ジャケット」として定着した。シングルブレストとダブルブレストがあるが、ダブルのほうがバイカー色が強く、アメカジ系ファッションの定番アイテムのひとつとなっている。
ライディング ジャケット
乗馬用のアウター。Vゾーンが狭い、シングルブレストタイプのものが多い。ウエスト部分はフィットし、裾はフレアーになっている。ハッキング・ジャケットとも言う。
ラウンド トウ
やや丸みを帯びた最もベーシックな靴の爪先の形。
ラグラン スリーブ
衿ぐり~脇の下までのラインで一度切り替えしされ、肩と袖が別の生地でセットで縫いつけられるディティール。クリミア戦争時にイギリスのラグラン男爵によって考案。袖の出し入れがしやすく動きやすい事から、トレンチコートやステンカラーコート、スポーツウェア等によく使われる。
ラバーソール
ラバー(ゴム)素材のソールの事。元来、ドレッシーな靴、クラシックな靴はレザーソール、カジュアルな靴、スポーティーな靴はラバーソールとなっていたが、最近ではドレスシューズでもラバーソールを使うケースが多い。有名なのがビブラム社のビブラムソール。
ラペル
テーラードジャケットの衿における下側の衿(下衿)を指す。上側の衿はシャツと同様「カラー」と呼ばれる。
リネン
亜麻から作られる繊維、生地のこと。綿と違い茎から繊維が作られる。着心地が滑らかで光沢があり通気性に富むが、保温性に弱く、とてもシワになりやすい。夏物衣料によく使われる。
リバーシブル
表裏どちらでも着ることができる作りの服の仕様。前身頃を留めるボタンやジッパーが裏表どちらでも使えるようになっている。有名なのはMA-1フライトジャケットなど。
リブ編み
丸編機で編まれる、横方向に伸びの良い編み方。フライス編みと同義。
リベット
物をつなぎ合わせるために打つ鋲(びよう)のこと。ジーンズなどの洋服の他、靴やかばんなどにおいて、強度を必要とする部分の補強として用いられるが、現在は縫製技術が発達しているので、飾り的要素での取り付けが多い。
リング糸
19世紀中盤アメリカで生まれたリング紡績により紡いだ糸で、デニム生地用の糸の代表。20世紀後半にはより大量生産に向いている「空紡糸」が主流になったが、品質がリング糸と比べ悪く、最近はリング糸を使った生地が見直されている。
ルーズフィット
「タイトフィット」の対語で、服が体型に沿わず、ゆったりしたラインとなっている物を指す。メリットはボディラインを隠しやすい、着やすいなど。反面太めに見えやすいというデメリットがある。
レイヤード
重ね着による着こなしのこと。秋冬の寒い季節の着こなしにおいて重要な要素となる。
レインコート
雨天に着る為のコートのこと。薄地の携帯用(ポケッタブル)コートなどや、防水加工がなされたステンカラーコート、トレンチコートなどがこれにあたる。
レギュラ-カラ-
標準的なシャツのカラー。プレーンカラーとも言う。
レザーパッチ
布帛衣料につける、革製のパッチのこと。ハンティングジャケットのエルボーパッドのように補強の為につけるケースと、ジーンズのレザーパッチのようにブランド名、サイズ表記の為につけるものなどがある。
レースアップ
紐で結ぶしくみの総称。主に靴などで使われる。
ロイヤルオックス
ドビー織機を使って織る、オックスフォードのような生地。緯1本に対して経4本で織る斜子織で厳密にはオックスフォード生地とは異なるが、見た目が似ている上、高級感がある為このような名前で呼ばれる。柔らかで艶があり、通気性の高い生地となる。
ロック掛け
生地の端がほつれないようにする、特殊な縫製処理。ロックミシンを使う。
ロンドン ストライプ
地色とラインの感覚が等間隔になっている、細めの縦じまを指す。トラディショナルなシャツの柄のひとつ。ロンドンストライプの呼称は日本独自のもので、欧米ではブロックストライプという。
ローカット シューズ
履き口がくるぶしよりも下にくる靴。ハイカットシューズの反意語。
ローファー
本来靴メーカーの商品名だったのが一般化したもので、モカシンタイプの靴の代表的存在。単に「ローファー」と言えば、甲にコイン・ストラップのある「コイン・ローファー」を指す事が多い。他に房飾りのついた「タッセル・ローファー」などもある。