メンズファッション用語集一覧ページ「あ行」-1
アイビー
アメリカ東部の8大学で形成されるアメリカン・フットボール・リーグを「アイビーリーグ」と言い、これらの8大学の学生を「アイビー・リーガー」と呼んだ。
彼らの着こなしが50年代のアメリカで大流行し、現在の「アイビー」の元となる。
日本では「VAN」の創始者、石津謙介さんが提唱し、「VAN」や「J.PRESS」などのブランドがこのスタイルの服を展開し定着した。
アイレット
小穴、鳩目と呼ばれる紐通し穴のことを指す。金具で縁取られたものが鳩目。
「3アイレット・シューズ」とは「紐通し穴が3つ(左右計6つ)ある靴」という意味。
アウター
アウター・ウェアの略。
いわゆる「外側に着る」為の服で、主にコートやジャケットを指す。
アウトシーム
「シーム」は「縫い目」の事。
アウト・シームは「外側の縫い目」で、パンツの脚部外側の縫い目を指す。横を意味する「サイド・シーム」という言い方もあるが、一般にはアウト・シームを指す。
アウトポケット
貼り付けポケットのことで、「パッチ・ポケット」とも言う。
ややカジュアル感の強いテーラードのジャケットやジーンズのヒップポケットによく使われる。
対義語は「セット・イン・ポケット」。
アクションプリーツ
動作を楽にするために付けられた「ひだ」のこと。
シャツの背中などにある。
飾りとしてのディティールの場合など、単に「プリーツ」と呼ぶこともある。
アジャスト
「調節をする」という意味。
Gジャンのアジャストボタンはウエストのフィットを調節する為のボタン。
アセテート
半合成繊維のひとつで、現材料はパルプ。きめがこまかくしなやかで、ドレスアップ用やビジネス用のジャケットやコートの内側の生地に使われる事が多い。
アタリ
着用による擦れや、洗濯によって発生した衣服の部分的色落ち。
主に縫い目や生地が重なっている凸部に現れる。
ジーンズなどのカジュアルな服では、初めからウォッシュ加工やシェービング、サンドブラスト等の加工により、アタリを強調してワイルドな雰囲気を演出している服もある。
アノラック
防寒、防風の為にフードがあるウィンドブレーカーの通称。アウトドアウェアとして人気がある。
アメリカンカジュアル
通称アメカジ。アメリカの歴史、文化を発祥とする服を中心に構成されるが、主にワークウェアとスポーツウェアから構成される。
スーツやドレスシャツ等を中心とするトラディッショナルな紳士服とは対極的な着こなし。
アロハシャツ
ハワイに上陸したキリスト教伝道師の持ち込んだワークシャツと、現地のハワイ人の装飾技術が融合して生まれたシャツ。
1930年代にハワイがアメリカ合衆国の避暑地なってから土産物として人気が出た。
形状は開襟、スクエア・カットの裾の半袖シャツで、独特の独特の柄。夏のアメカジ系の定番アイテムのひとつ。
アンクルブーツ
「アンクル(ankle)」とは「くるぶし」のこと。
くるぶし丈のブーツを総称してアンクルブーツと言う。
アンゴラ
アンゴラ山羊やアンゴラうさぎから採取される毛を使った素材。
一般にはウール(羊毛)と混ぜて使われる。軽くて暖かく、ウール100%の生地より高級とされる。
アンダーウェア
下着、または肌着の事を指す。女性用の場合には「ランジェリー、ファンデーション」等とも呼ばれる。