メンズファッション用語集一覧ページ「さ行」-1

サイドゴアブーツ

靴の履き口の両サイドにゴア(伸縮性のあるゴム素材)をつけたアンクルブーツ。ロンドンのチェルシー地方の芸術家が好んで履いていたことから「チェルシー・ブーツ」とも呼ばれる。

サイドシーム

ジャケット、コート、パンツなどのサイド=横の縫い目の総称。パンツの場合には「アウト・シーム」「イン・シーム」と言われる事が多く、「サイド・シーム」は上着の脇の縫い目に対してよく用いられる。

サイドベンツ

上着のサイド・シームの裾部分につく割れ目のこと。ジャケット、コート着用時において、着席や乗馬の際、裾を効率よく広げるために付いたディティールで、イギリスを中心とした伝統的なジャケットでよく見られる。

サキソニー

ドイツの「サクソン・メリノ」という羊毛を原料として織ったことから名前がついたウール生地。今では細番手の毛を綾織した後、縮絨起毛を施した生地。フランネルよりも肉薄。

サテン

「朱子(しゅす)織り」のこと。経糸と緯糸が交わる点を少なくすることで、光沢が出るようにした綾織。綿サテンは、厚手で丈夫である事から、ジーンズなどの生地としても多用される。(Leeの「ウエスターナー」等が有名。

サンフォライズ

綿などの天然繊維の防縮加工のこと。生地の段階で蒸気をあてて縮ませてしまうことで、縫製後の縮みを最小限に抑える。ジーンズではこの加工によりジッパーを使う事ができるようになり、前比翼部のジップ・フライが普及した。

サージ

経緯の密度を同じにして織る綾織。毛羽を取る事で、斜め45度に綾目がはっきりと出る。スーツやジャケット、学生服まで使用され、毛織物では最も代表的な生地。

シアサッカー

表面に凸凹のある薄手の綿生地。張力が異なった2種類の経糸を使うことで、織段階で独特の波模様となる。通気性が良く、形態安定性にも優れる為、夏用の衣料素材として使われる。

シャツ

地肌の上に着る、上半身用服の総称。肌着として着るTシャツから、着飾る為の「ドレス・シャツ」、スポーツ用の「スウェット・シャツ」まで、シャツの種類は多岐に渡る。

シャンブレー

経糸にインディゴブルー、緯糸に白糸を使った平織り生地で、ダンガリーやデニムと比べ薄い青の生地。 ※デニムは綾織、シャンブレーは平織というのが大きな違い。

シュリンク

「縮む」という意味。未洗いのLevi's501は「シュリンク・トゥ・フィット(縮んで体にフィットさせる)」の服として販売しているが、対して「プレ・シュランク(すでに縮ませた=サンフォライズと同義)」のジーンズが現在は主流となっている。

ショルダーバッグ

肩掛けバッグのこと。小さいものはポーチと呼ばれる。

シングル ブレステッド

テーラード・ジャケットやコートの前合わせの形式。体の中心で縦に一列にボタンが並ぶ。俗に言う「片前」。対語は「ダブル・ブレステッド」。

シープスキン

羊の革のこと。毛穴が小さく、キメが細かく、柔らかい。薄いので強度は劣る。丈夫さよりも着心地、見た目優先のレザーウェアによく用いられる。生後1年以内の子羊は「ラムスキン」と呼ばれる。毛付きの羊革は「ムートン」と呼ばれ、防寒ウェアに使われる事が多い。

ジッパー

左右の金属やプラスティックの歯をかみ合わせたり外したりして開け閉めをするもの。正式名称は「ファスナー(fasten)」で、ジッパーはメーカーの商標名。しかしながら、ジーンズメーカーなどが積極的に使用し、一般的な呼び方となった。ジーンズの前比翼部がジッパーで留めるものを「ジップ・フライ」、ボタンで留めるものを「ボタン・フライ」と言う。

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