メンズファッション用語集一覧ページ「た行」-3
トラウザ-ズ
基本的には「パンツ」と同義語だが、一般的には「男性用パンツの総称」として使われる。
トラディショナル
「伝統的な」という意味。ファッションでは、ある程度の歴史や伝統に裏づけされた服や着こなしを指す事が多い。尚、俗に言う「トラッド」は「トラディショナルなファッション」であるが、もっぱらアメリカのアイビー・リーグ・ファッションを指す。
トレッキングシューズ
それほどヘビーでは無い状況を想定した登山靴。アウトドアシューズの代表。厚手の革や布製で、ソールはタンクソールのものが多い。チロリアンシューズなどもこれにあたる。もっと本格的な登山靴は「クライミング・シューズ」と呼ぶ。
トレンチ コ-ト
メンズコートの中でも代表的なコートで、ダブルブレスト、ベルト付き。第一次世界大戦にてイギリス陸軍が塹壕(トレンチ)の中で着たコートが原型。その後、その機能性から民間用のコートとして広まった。肩のエポーレットやガンパッチなど、戦時下に生まれた機能が詰まっている。バーバリーのトレンチコートが最も有名。
トレーナー
スウェット・シャツのことを指す。
トロピカル
夏物のスーツやジャケットによく使われる。細番手の梳毛糸を使った薄手の平織り生地。かつてイギリスから熱帯地方向けに輸出されていたことから、このような名前がついた。
トートバッグ
トートとは「ものを運ぶ」という意味。荷物運び用の手提げ袋を指す。他のバッグとの大きな違いはボディ部が「袋」の形をしていて、物の出し入れが容易である事。カジュアルバッグの代表。
ドビー織り
綾織り機の一種で、様々な変わった織り方ができる「ドビー織機」を使って織った生地の総称。織りによって様々な模様や柄の入った生地が生まれる。
ドレスシャツ
元来は礼服に合わせるための正装用のシャツを指していたが、今では主にテーラード・スーツ、ジャケット等に合わせる為のシャツの総称となっている。
千鳥格子
ちどりこうし。模様が千鳥の飛ぶ姿に似ているためこう呼ばれる。英語では模様が「犬の牙」に似ていると見られ「ハウンド・トゥース・チェック」と言う。
天竺編み
平編みとも言い、ニットのなかでも最も代表的な編み方。メリノウール高級セーターから、肌着用のTシャツ用まで幅広く使われる。編地の表はV字型、裏は半円形の編目と見た目がはっきりと異なる。
縦落ち
たておち。ジーンズなど、デニム生地の服を着込むと現われる、表面の縦の色落ち。60年代までのデニム生地は、糸の太さやインディゴの染色にばらつきがあった為、履きこむうちに、そのばらつきが独特の色落ちとなって出た。今はその「縦落ち」をわざと再現する為に、「ムラ糸」や「ストラクチャー糸」で織ったデニム生地が使われることが多い。
超長綿
綿は綿花から摘み取った繊維の長さが長いほうが、細くて丈夫な糸が作りやすい。一般的な綿の繊維長は20~30mm程度だが、平均35mm以上の綿を「超長綿」と呼ぶ。綿の中では最高級なもの。西インド諸島の「シーアイランド・コットン」やエジプトの「ギザ」、ペルーの「ピマ」等が有名。